5月1日(土) 美波町の掛かり釣り


今年のGWは好天続きの予報で

どこの釣り場もにぎわいが予想される。


今回の釣りは 年に1回ほどしかしないので,物置の中から必要な道具をガサゴソ…



かご・てんびん・大きなウキ・クッションゴム・仕掛け…

年に1回といいつつ 4セットほども出てきた。(笑)


ゴールデンウィーク恒例?イサキの掛かり釣りへ。

シーズンは始まったばかりなので,一人10匹程度釣れたらいいか という感じ。




今日は美波町 松竹丸。

この春 大きくなってリニューアル。



確か去年は太平洋のうねりに負けて キャビンでZZZZZZ…

寝ている間に船頭さんが私のタックルでイサキと大鯛を釣ってくれた。

今年は自分で釣らねば。



6:00前 出船。

20分ほどで ワタリの瀬に到着。



波風なく 絶好の釣り日和だ。



てんびんにかご付けて,クッションゴム付けて

おもりは50号 ウキは60号

ロッドホルダーにがっちり固定して こんな感じ。



今日は艫で2人がウキ釣り ミヨシで二人がウキなしのズボ釣り。


水深40m前後のかけ上がりを狙う。


潮の流れは,少し下っているようだ。

上り潮なら海水温も上昇し,食いも上向くようだが,残念ながら 下り潮。


おまけに南風なので潮と風が逆。

一本アンカーなので,風の向きや強さによって船が安定せず右へ左へと振られる。

いいヤマになかなか入っていかないようだ。

ウキを流そうにも あちらへふらふら こちらへふらふら…

天気はいいけど,今日は厳しい釣りになりそうな予感。


マダイの完全フカセ釣りにもチャレンジするつもりだったが

流れがないので断念。



イサキの顔が見られるのだろうか…

ウキがぷるぷる震えているとおもったら



ウリ坊のトリプル。

お刺身サイズを期待しているのだが とりあえず釣れただけでも一安心。


この方とも3連続同行。なのに なぜか今日は凪。



ウキが沈んでも慌てることなくじっくり待って揚げればいいので

ジギングが若者向きの釣りなのに対して この釣りはご年配向き?


朝 少し下り気味だった潮が完全に止まってしまったようだ。


そんなん中でも 時折30cm級のお刺身サイズが揚がってくる。



このサイズになるとウキがズボッ沈む。

35cm級のダブルなら手応え十分。



釣れるときは船中でバタバタッと釣れる。

釣れなくなったらしばし全員沈黙。


大きい魚の群れに当たったら大きい魚ばかり

小さい魚の群れに当たったら小さい魚ばかり


イサキ釣りの最大のポイントは棚。

船は掛けていても潮や風の影響で常に同じところにとどまっていない。

当然水深や底の様子も変わってくる。

魚の活性も一日を通して同じではない。

釣れたからと ずっと同じ棚をせめるのではなく

そのときそのときで一番食う棚をいかに攻めるかが数釣りのコツのようだ。


食い気のある大型は底付近でも食わないことはないが

メバルと同じでやはり群れの上部にいるようだ。


2本針のエサの残り方から判断し,

付けエサが無くなっているようなら少しずつ棚を上げて

付けエサが残ってくるようなら少しずつ棚を下げていく。

船頭さんからの指示棚を基本に面倒くさがらずに棚の調整をこまめにすることが大切。




サビキ釣りで狙っても釣れないことはないが,やはり小型が多い。



瀬戸内海にはいない?こんなカラフルな魚がエサ取り。



船が安定せず風向きが変わるごとに いかりを何度も打ち変えてくれた船頭さん。



午後になって止まっていた潮が動き出し,上り潮が流れ出した。

チャンスかも…


ウキが勢いよく沈み



本日 最長寸の36cm をキャッチ。


潮が流れ出したので マダイの完全フカセ釣り(フロロ6号に針のみ)にもチャレンジしてみたが…

40mほど流したところでスルスルスル〜とアタリがあったものの

うまくフッキングできなかったようで 空振り。


真夏を思わせる強い日差しの中

予想に反して まずまずのアタリがあり,

これからが旬のイサキ釣りをたのしむことができた。



船中4人でイサキ75匹 マダイ2匹 マアジ10匹。


釣りたてを捌くとお腹には大きな卵が…

刺身と塩焼きと真子の煮付けに



新鮮な魚は身がはじけ 脂ノリノリで最高だった。

イサキの旬は初夏。

しかし 一年を通して味がそれほど変わらず 小さいウリ坊も同じように旨い。


たまにはのんびり こんな釣りもいいもんだ。

来年は もう少し回数増やそう。



本日の釣果 イサキ 〜36cm 32匹